脱ペーパードライバーの歩み 〜 ちょっと運転に慣れてきた

新年おめでとうございます。

年越し10分前に車のボードに新年のミニしめ飾りを乗せておきました。

ちなみに昨年11月、広島の宮島神社に行った際に交通安全のお守りを買って、免許証を入れているパスケースに入れています。無理矢理入れたせいか、パスケースが壊れかかっています。どうでもいい話ですが…

そんなこんなで、毎度の長文ですが、今回は運転になれていく過程という切り口で書いてみようと思います。

 

昨年の6月に教習所に入って、ペーパードライバー教習に通い、7月に中古車を買って乗り始めましたが、最初の教習から6ヶ月が経過していました。

マイカーではまだ900Km余りしか走っていませんが、短い距離でも極力1週間以上空けずにハンドルを握るように心がけてきました。運転する行為が、だいぶ体になじんで来たと思います。

 

私の車はMT車なのですが、最初に怖かったのは坂道発進と路上でのエンストでした。

 

MT車は坂道発進に失敗すると後退します。あとエンストします。恐怖です。後続車がベンツとかの高級車だったらなおのことです。最近はMT車絶滅危惧種で、坂道で後ろに下がっちゃうことがあることを知らない方も多いらしく、そのためかビチビチに停車をしてくる人もいるようです。

教習所では坂道発進の際に何度もエンストしていたので、ちょっとでも斜面になっているところで信号待ちになったり、右折待ちになると、バックミラーを見て、後続車に向かって近寄って来るな来るな来るな…と念じていました。

MT車につき坂道後退注意!」ステッカーとか貼ろうか真剣に考えた程です。結局貼りませんでしたが…

 

運転をし始めて最初の1ヶ月程は、坂道発進の失敗の他に、運転するたびに1度はエンストを起こしていました。特に起こしやすいのは駐車場の出入り時や、赤信号からの発進時でした。だいたい半クラッチで走っている時ですね。

坂道で発進に失敗して後退+エンストした時は、後続のタクシーにクラクションであおられるんじゃないかと冷や汗ものでした。

一番、焦ったのが信号変わり目の右折時に交差点内でエンストした時でした。青信号に変わり発進せんとする車の列が両側に!!! 即効エンジンをかけて助かりました。あの時のプレッシャーは生きた心地がしませんでした。

 

エンストをしなくなった時期は、はっきり覚えてないですが、確か3ヶ月目くらいの頃には滅多になくなり、坂道発進もほとんど不安なくできるようになっていました。

結局は慣れと言ってしまうと、この記事を書いている意義も下がってしまうので、少し具体的に運転がスムーズになってきた大きな要因言うとすると、低速時に失速しないためのアクセルコントロール(ふかしすぎずやんわり一定に)と滑らかにつなぐためのクラッチコントロール(つながりめの境界ではそっと静かに)の両方の感覚が身に付いて来た点にあると感じています。

慣れるまでは、アクセルを踏み過ぎて空ぶかしになってしまったり、クラッチのつながるポイントがつかめず、いきなりガツンとつないでしまって急変速してしまったりしていましたが、コツが分かってきてからはエンストも起こらないですし、坂道発進でもハンドブレーキを引いた状態で半クラになっていることが自然に体感できるようになりました。

同じくアクセルとクラッチの操作に慣れたお陰かと思いますが、シフトチェンジ後に滑らかにクラッチをつなげずにガクンと衝撃をおこしてしまういわゆるシフトショックも、ほとんど起こらなくなりました。

最初の頃はタコメーターの回転数の変化を目で頻繁に追ったりエンジンの振動や車体の傾きなどを真剣に感知してやっていましたが、そんなに神経質にならなくても自然にできるようになりました。

 

あと、やっとここ2ヶ月くらいで慣れたのが、バックでの坂道発進です。というより、ちょっとした傾斜でのハンドブレーキの活用です。

体感で傾斜に気づかないようなわずかな傾きでも、クラッチを切ったりギアがうまく入っていなかったような場合にススーっと車が転がり始めてしまうことがあって、その度にウワァーなんだーっ!? ってビビっていたんですが、フットブレーキを踏んでからすかさずハンドブレーキをかけて坂道発進の要領でスタートさせればいい事に気づいてから、制御不能に陥ることがなくなりました。

 

また、運転上達を実感できたタイミングがありました。

長距離一般道を走った後です。1度だけ朝から晩まで1日走った後日と、都内の狭い道を含めて3時間走った後日です。明らかな運転スキルの上達を感じました。

運転上達の道しるべは車両感覚を掴む事、みたいな話を見かけたりますが、長時間の運転中で断続的にサイドミラーをチェックして車線の中央を走る事を意識するようにしたことで、自然と車の幅が分かるようになったようです。都内の狭い道を走ったことも一役買ったようです。

長距離下道を走ると自ずとギアチェンジを何度もするので一連の操作を体に染み付かせる効果も高かったようで、以前は下り坂でシフトチェンジする際にクラッチを踏むとスーッと急降下してしまう恐怖体感があったのですが、スーッと下る間もなくチェンジできるようになったのか なくなりました。

 

最後に、ここ1ヶ月くらいで慣れ始めたのがバックでの駐車です。これは車社会にとけ込んで行くための最後の関門かもしれません。

家の駐車場が頭から止めるルールになっているので、バックで出るのは比較的抵抗が少なかったのですが、バックで止めるのが一発でできません。やりなおせばいいんですが、完全に白線が車のど真ん中に来たり、わけ分からん状態からやりなおすことが多くて、いつも時間がかかっていました。バックで止めないと出れなさそうな駐車場が混んでいた時は「やばいよやばいよー」もんです。そういう場所は避けるようにしつつも逃れられなかった時は偶然うまくいったりして難を逃れていました。

車が曲がる際は前輪で制御するので、後進時は前進時と違って運転席が曲がり角から遠い時点でハンドルを切っていないとカーブが膨らんでしまいます。曲がりたいポイントに対して前輪がどの位の位置にある時にハンドルを切ればいいのか、その距離感がやっとぼんやり分かってきました。

これが分かって来たことによって、わけ分からん状態になることがなくなってきました。あともう少しで一発で止めるのが自然になっていけそうです!

 

とはいえ若葉マークを外せる日はまだまだ先なのです!

免許はゴールドですけどね…

(免許取得後2年以降の若葉マークの使用に関する法的な取り決めは無いため、私は運転初心者であることを周囲にアピールするために若葉マークをつけています。交通安全のためです。)